みさおさんの感想

・バークナー宣教師

今回の旅で一番印象に残ったのは岩手県の北三陸キリスト教会の牧師のバークナー先生です。初めてのイベントは10/12の仮設住宅(15棟)でした。仮設住宅に着いた時は予定時間を過ぎていました。
7人のチームの中で3人は会場の準備、4人は一軒ずつドアをノックしての個別訪問して、お茶の集まりに皆さんを誘います。私は個別訪問はしたくなかったのですが、その役目になりました。
訪問する前に、バークナー先生は訪問の仕方を教えてくれました。誰かが出てこられたら「おはようございます」と言って下さい。でも語尾を下げると失礼になるので、語尾を上げるように気をつけるよう言われました。
心を打たれました。言葉、話し方、これ程にまで、相手の心を思われる先生の心の温かさ、思いやり。
私はクリスチャンになって、初めての方に話しかけてイエス様のことを紹介する「伝道」というものに抵抗感がありました。しかし「伝道」は一方的に話すのではなく、まず第一に、相手の心を思いやる愛が大切であること。愛なんだ、愛がなくては訪問できない。そう気づかされた時に、心のモヤモヤがスーッと消え去りました。そして、言われた通り心ワクワクで、ドアをノックすることができました。

・80歳のご婦人

この訪問を通し、私の心に深く感動を与えてくださいました80歳のご婦人。お誘いしましたら「正式な茶の湯でしたら、おうかがいします。」と来てくださいました。茶の湯を始めようと、お部屋に入りますと、畳の上にこのご婦人と、もう一人のご婦人が静かに正座しておられました。
私はハッとしました。あまりにも、和敬静寂そのものだったからです。
一椀のお茶を飲み終えられますと、「心が落ち着きました」と本当に心から落ち着かれたご様子でしたので、二服目をおすすめしました。
二服目を飲まれた後、豊かな微笑みで「心が温かくなりました」と。
本当の豊かさを教えて下さった、大切な、大切な、お二人でした。一期一会。
お二人とも、津波で家もお茶の道具もすべて失いました。「震災後、初めてお茶をいただきました。ホッとしました」との事でした。

・南三陸の仮設住宅

仮設住宅に到着しますと、すでに25名ほどのシニアの方々がニコニコと迎えて下さいました。すぐに茶の湯が始まりました。お客様は3人ずつ椅子に腰かけ、お茶を退かれました。私は床に正座して、お茶を点てていましたので、皆様のお顔は見られませんでしたが、ワイワイ、ガヤガヤと、とても楽しそうでした。
「これが、テレビで見た茶道というもの」(方言でおっしゃったのですが忘れました)。
「正式のお茶は、はじめてさー」
「津波がこねーば、このお茶さ、飲めねかった」などなど、それはそれは賑やかでした。
皆様の笑い声をお聞きしながら思いました。「イエス様を信じ、イエス様に従って、この旅に来て良かった。本当に良かった。」
お別れに一人一人と握手をしました。お会いできたことに感謝をしながら。
その中の一人の方が涙を一杯ためて、私の顔をじーと見ながら、「病気さ持って生きるの、つらいだなー」と。(注:この感想を書かれたみさおさんは元癌患者です)。
その言葉を聞いた途端、今まで張りつめていた私の心の中の何かがはじけ、涙とともに流れ出たのです。涙が止まらなくなってしまいました。周りにおられた5-6人の方々も一杯涙をためて、「おらも、津波で全部流された。けんども、もう後ろはふりむかねー。あんたもがんばってな。」
なんと深い愛の言葉でしょう。なんと暖かな言葉でしょう。こんな過酷な状況の中で、他人をお案じることが出来るとは。
多くの出会いがあり、豊かな愛を一杯与えられました。

すべての栄光を創造主にお返しします。

感謝を込めて。

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